展示

『The Art of the RAMEN Bowl』展

ガストロノミーにムーブメントをもたらしたラーメン。その歴史や多様性、また日本ならではの 機能性とデザインを融合させた美濃焼のラーメンどんぶりの世界を紹介します。

会期

2022.1018―2023.02.05

火曜日~金曜日

10時~18時

土曜日

9時~19時

日曜日・祝日

9時~18時

入館料

無料

オンライン予約(オプショナル)

https://agendamento.japanhousesp.com.br/agendamento

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The Art of the RAMEN Bowl

ラーメンは、どんぶりにスープと小麦粉で作った麺を入れ、さまざまな具材を加えて仕上げる麺料理です。麺、ダシ、タレ、具材、脂/油といった5つの要素を組み合わせることで無限のレシピを生み出すことができ、醤油ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメン、豚骨ラーメン、つけ麺など、味やスタイルによってさまざまなバリエーションが存在します。日本で独自に進化を続けてきたラーメンは、今や海を渡って世界中に広がりつつあります。ブラジル初となる『The Art of the RAMEN Bowl』展では、日本と世界を魅了したラーメンブームについて紐解きながら、その歴史やラーメンどんぶりの世界を紹介。2022年10月18日から2023年2月5日まで開催されます(GF/入館無料)。

※本展は2022年にジャパン・ハウス ロサンゼルスでも開催されました。

本展では、ラーメンのレシピを開発する上で器が重要な役割を担っていることに着目。ラーメンのどんぶりは、大きさや素材、形がほぼ統一された磁器のどんぶりであることが多く、その9割近くが岐阜県美濃東部の東濃地方で生産されています。日用品の美しさを大切にし、実用品であるどんぶりをアートの領域にまで昇華させる日本的なデザインの視点を紹介します。

『The Art of the RAMEN Bowl』展は、グラフィックデザイナー佐藤卓氏、ライター・エディター橋本麻里氏による企画・監修、セラミックバレー協議会の協力を受け開催されます。 会場は「ラーメンカルチャーパート」、「解剖パート」、「どんぶりパート」、「美濃パート」の4つに分かれており、それぞれ異なった側面からラーメンの世界を紐解く構成となっています。

ラーメン

「ラーメンカルチャーパート」では、ラーメンの歴史や文化を紹介。食品サンプルメーカーとして有名な岩崎模型による大型ラーメンサンプルの展示では、一杯のラーメンを構成する食材の豊かな多様性や広がりを表現します。

「解剖パート」では、ラーメンの体裁、名前の由来、具材、麺、スープ、どんぶりの形状、模様、重さ、材料などラーメンを構成する要素を紹介。

どんぶり×アート

「どんぶりパート」では造形作家、デザイナーや建築家などアーティスト30名がデザインし、アート作品へと昇華させたどんぶりとレンゲ30点を展示。本展の企画・監修を務めるグラフィックデザイナー佐藤卓氏による伝統的な「雷文」、竜や鳳凰をあしらった作品をはじめ、ポップアートやマルチアートの先駆者であるグラフィックデザイナー・イラストレーター田名網 敬一氏が描いた蜘蛛の絵柄のユニークなどんぶりや著名なアーティスト横尾忠則氏の髑髏をモチーフにしたサイケデリックな作風が特徴的な、豚骨ラーメンを連想させるどんぶりを展示。他にも、秋山具義氏、浅葉克己氏、粟辻美早氏、石上純也氏、一乗ひかる氏、上西祐里氏、片桐仁氏、菊地敦己氏、北川一成氏、佐藤晃一氏、佐野研二郎氏、塩川いづみ氏、鈴木文女氏、唐長・千田優希氏、祖父江慎氏、束芋氏、アラン・チャン氏、天明屋尚氏、土井善晴氏、永井一史氏、永井一正氏、仲條正義氏、ジョナサン・バーンブルック氏、服部一成氏、松永真氏、皆川明氏、森田恭通氏、による作品が展示されます。また各アーティストのラーメンとの興味深いエピソードを楽しむことができます。

 

美濃焼の世界

「美濃パート」では、日本のラーメンどんぶりの約9割を生産し、世界各国のラーメン店でも使用されている美濃焼の産地について紹介。500年以上もの間、美しく実用的な陶磁器を生産してきた日本有数の陶磁器の里「美濃」の地形や歴史、窯元の仕事と技術を、地図や映像、写真で解説。高い技術をもつ地元陶芸作家による伝統技法を用いたラーメンどんぶり10点も展示されます。大量生産にも対応する美濃の陶磁器産業や、日常食器のみならず、建築資材のタイルやニューセラミックスに至るまで、質的にも量的にも多種多様なやきものがつくり続けられている多様性に富んだ美濃焼の世界をご紹介します。

特別プログラム

また本展では、2階のレストラン藍染との連携により、日本のラーメン文化について体験を通して学べる特別プログラムを多数ご用意。特別ディナーや家族全員で楽しめるセミナーやワークショップの他、『The Art of the RAMEN Bowl』展会期中には、JHSP内のレストラン「藍染」とラーメン店とのコラボレーションにより地域性あふれるラーメンを体験できる「ラーメン・ナイト」や、ブラジル日本食協会主催の「和食ウィーク」との連動施策として、「ラーメン祭り」も予定。

JHSPのアクセシビリティプログラム

ジャパン・ハウス サンパウロでは、JHSPアクセシビリティプログラムの一環として、音声、手話ガイド、触覚により鑑賞できるアクセシビリティツールもご用意しています。

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『The Art of the RAMEN Bowl』展
#RamenDonburiNaJHSP

開催期間: 2022年10月18日~2023年2月5日
入場無料
※展示はアクセシビリティ対応をしています。

オンライン事前予約(オプショナル): https://agendamento.japanhousesp.com.br

会場:ジャパン・ハウス サンパウロ GF
住所:
 パウリスタ大通り52番地

開館時間:
火曜日~金曜日 10時~18時
土曜日 9時~19時
日曜日・祝日 9時~18時

月曜日は閉館日となっております。祝日が月曜日の場合でも、閉館となっております。

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